四季折々の金沢区
秋の色輝く時(2)

金沢区の花木は山桜。
春の山を彩った枝に残る葉も赤く染まっています。
残り少ない葉が落ちた後の枝では、来年の春を飾る花芽の準備がはじまるのでしょう。

春から夏の鮮やかさはなくても、ひそやかに花が咲き、
季節の移り変わりを見つめています。

いろいろな植物が冬の準備をはじめる中で、
ひときわ華やかに秋を飾るのが、日本の代表花である菊。
最近は品種が増えて楽しくなってきました。

散歩道のかたすみに紫陽花が咲き残り、今も繊細な色を残していましたが、過ぎた夏の日に汗をぬぐった緑陰のベンチの足元は、今は落ち葉や枯葉の吹き溜まり。
夏の賑わいは時の流れの彼方に去って今は利用する人もなく、静かに冬を待っています。

毎年くりかえす季節の変化は、日本の文化の根底を流れる美。
かけがえのない酸素を生み出してくれる木。
水を浄化し注ぎ出してくれる山々。

これを守るのが今の私たちの使命だと思うのですが、今日も又無残に山が削られて、横浜市で最も恵まれている金沢区の自然も、遂に悲鳴をあげています。

(2002年11月30日 記)

四季折々の金沢区目次

ホームページ