早春の日だまりに小さな春
都市化が進む金沢区には国道と県道、そして横浜横須賀道路が通っていますので、どこへ行っても商業車が行き交い、賑わいと活気があります。

梅 でも、喧燥をちょっと離れて山路を歩けば、そこには静かな日だまりがあり、静かに目覚める春の息吹きがあります。緑濃い自然が残る金沢区に住む喜びを感じる一時です。

甘い香りに目をあげれば、梅が満開です。
ここは山の小さな畑の一隅。今年は沢山の梅の実がなりそうです。

椿
日向にあるやま椿は早く咲きはじめて既に終わったのですが、木陰では咲き残ったやま椿がいくつも咲いていました。
山路で咲く椿には、品種改良された庭木のような華やかさはありませんが、野趣に富んだ味わいがあります。
椿は冬の茶室に欠かせない花ですが、こんな素朴な椿がふさわしいような気がします。

椿
日の当たらない椿の奥の方の枝に、面白い物を見つけました。
カマキリのタマゴだそうです。
椿の葉かげで北風や冷たい雨から守られて冬を越し、やがて時がくればカマキリの赤ちゃんが産まれるのでしょう。その頃には椿の花は全部散っているにちがいありません。1本の木の上で繰り返される命の四季を思うと、自然の優しさに感慨をおぼえました。

沈丁花
沈丁花が次々と開きはじめました。
沈丁花は香りの良い花木ですので、昔は家の中の芳香剤として使われていたそうです。
それを知っている人の中には、沈丁花を「トイレの花」と表現する人もいます。

暖かい日だまりとはいえ、風はまだ冷たい早春ですが、足元に目をやれば既に春の花が咲きはじめ、夏の花も芽がふいています。
地面の中では冬の眠りから覚めた小さな生き物や新しい命が鼓動しているのかもしれません。

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(2000年3月3日記)

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