プリムラ ジュリアン
冬を待ちかねて
花言葉 可憐・神秘な心
冬を待ち切れないプリムラ達。
土の中で花時を静かに待っていたジュリアン達の中で一番最初に顔を覗かせたのは、この真紅の花でした。
私の季節はまだ?と言いたげに、重なり合う葉の間からそっと。
でも、冬の華は私 これからは私の季節、と言いたそうに、ちょっと誇らしげです。
冬の花第1号は、私と一緒に迎える2000年を、
その燃えるような鮮やかさで彩ってくれるでしょうか。
本来は早春から咲く花ですが、最近は園芸店に年内から出回っています。一般に売られているプリムラでは、大輪のポリアンサ、中輪のジュリアン、小さな花がかたまって咲くマラコイデスの3種類が育て易いです。前者2種類は赤・黄・紫など鮮やかな色があり、マラコイデスは柔らかいピンク系が特徴です。
本によってはどれが寒さに一番強いとか弱いとか書いてありますが、私の経験では一概に言えないように思います。冷たい雨にあたると色が悪くなりますが、雪を被っても次の花はきれいに咲いてくれました。(横浜)
花の少ない冬には貴重な花色ですし、丈夫で育て易い花だと思います。
(1999年12月1日)